活動状況


戸定邸を常設のガイドとし、他地区は季節ごとにイベントを組み、千葉大学園芸学部内の庭園、矢切地区、松戸宿地区、小金宿地区をご案内しています。松戸市の観光協会の一員として松戸市のイベントのお手伝いもしています。

1.戸定邸(国重要文化財)

最後の将軍徳川慶喜の弟で、水戸藩主であった徳川昭武が明治17年にこの戸定が丘に別邸として建て隠居しました。庭園は芝生と樹木が見事に融和した和洋折衷の設計で国の指定名勝になっています。
明治期の旧大名屋敷として貴重なもので2006年には国の重要文化財に指定されました。
戸定が丘公園の敷地内には「戸定歴史館」、茶室「松雲亭」が併設されています。


2.千葉大学園芸学部―緑の回廊

戸定が丘公園に隣接する千葉大園芸学部の広大な敷地に設営されたイギリス風景式庭園、イタリア式庭園、フランス式庭園を見学することができます。森林浴をしながら四季折々の木や花を観賞し、西欧風庭園を巡り
与謝野晶子の歌碑を見て大正時代のロマンを感じてください。


3.松戸宿地区―「松戸のタカラ」巡り

江戸時代には水戸道中の宿場町として、又銚子で水揚げされた鮮魚を
運ぶ物流の拠点として栄えました。当時の神社仏閣が数多く残っており
ガイドがご案内します。
折々の季節に河津桜祭り、献灯祭り、松戸祭りと多彩な行事が行われています。


4.矢切地区―「野菊の道」「矢切の渡し」

今から400年前、この地で里見氏・北条氏の合戦があって古戦場跡が残っています。
ここ矢切地区から市川・国府台にかけて著名な作家が住んでいました。なかでも下矢切に住んだ水上勉はここで「霧と影」を書き一躍新進作家として
脚光を浴びました。伊藤左千夫の処女小説「野菊の墓」はこの地を舞台にしています。
「矢切の渡し」で和船に乗り対岸に渡ると柴又帝釈天の門前に出ます。


5.小金宿地区―「歴史浪漫」歴史ある宿場町

小金宿は日本橋から千住、新宿、松戸のつぎ、4番目の宿場町として栄え水戸藩の本陣がありました。
また小金牧を支配した野馬奉行綿貫家の役宅、浄土宗学問所「関東十八檀林」の一つ東漸寺、虚無僧寺の本山「一月寺」、日蓮宗の名刹本土寺その他慶林寺、大勝院、小金城址など見どころは多い。